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極東アジアの政治・経済・外交・安全保障および歴史に関するブログです。

   


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クリントン訪朝と小泉訪朝

事前合意通りとは言え、クリントン元大統領が訪朝し、捕らえられていた米国人女性ジャーナリスト2名が解放された。

2002年9月の第一回小泉訪朝は、確固たる事前合意なしに強行されたことが伺える。そのような状況で現職総理は訪朝すべきではなかったのではないでしょうか?あの程度の結果(金正日が拉致を認め、3名死亡、生存者5名帰国)であれば、現職総理ではなく元総理を送るべきだったでしょう。

小泉総理が訪朝すれば、北朝鮮も面子を潰すことはしないだろう...もしその様な稚拙な考えで訪朝を強行したのであればリスクを冒しすぎ・功を焦ったトンデモ外交と非難されても仕方ありません。

2004年5月の第二回小泉訪朝は、明らかに土下座です。小泉氏自身、顔つきが前回とは全く違っていました。北に残っている帰国した5名の家族をどうしても返して貰わなければならなかったからです。

やはり、現職総理が訪朝する場合は、懸案問題が全て解決し、条約的なものが締結される時でしょう。現職総理訪朝と言う切り札を最初に使ってしまった結果、拉致問題解決は中途半端な形で頓挫してしまっています。

日本は現職総理が二回も訪朝してこのような結果です。非常に屈辱的なことです。外交は事前交渉、それの積み重ねが重要です。そして事前合意に沿った行動を取るべきです。日本外交はその辺がお粗末すぎます。こちらがこうすれば、相手も面子を立ててくれるだろう的な外交は非常に危険です。小泉訪朝にしても然り、河野談話も然りです。
 
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