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極東アジアの政治・経済・外交・安全保障および歴史に関するブログです。

   


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【尖閣事件】「歴史的な虚偽」か 真相解明が必要

 昨年9月の中国漁船衝突事件で中国人船長が処分保留で釈放されて1年。仙谷氏のブレーンとして官邸の事情に通じた松本氏が「釈放は官邸側の政治判断で行われた」と証言した意義は大きい。仙谷氏らは「政治判断ではない」と強弁してきたが、それが国民を欺く「歴史的な虚偽」だった可能性が高まったからだ。

 釈放という判断に至った理由を、松本氏は「官邸が証拠となる地検のビデオテープに瑕疵(かし)があり、起訴しても公判にたえられないと判断した」と説明したが、あくまで裁判で判断を仰ぐべきであって、事前に政治が判断してはならない。

 松本氏は「瑕疵」の内容について言及を避けた。これについて、検察幹部は「ビデオテープの証拠能力に問題はなかった。『政治の圧力があった』との批判を避けようと、証拠上問題があったと官邸側が弁解をしているように聞こえる」と話す。

 那覇検察審査会も7月21日、ビデオを含めて証拠を判断したうえで、中国人船長を強制起訴すべきだと議決した。

 政治が検察に介入する手段としては、法相による指揮権発動が法的には認められているが、船長の釈放は到底、その目的に適合する案件ではない。
 

 船長の逮捕から釈放に至る過程では、中国の度重なる抗議やレアアース(希土類)の対日輸出禁止報道、中国当局による中堅ゼネコン「フジタ」の社員拘束など恫喝(どうかつ)ともいえる言動があった。これらによる中国との関係悪化を避けようと、政治が事実上司法に介入しながら、船長の釈放は「地検独自の判断だ」(仙谷氏)との形を取り繕ったとしたなら「重大な虚偽工作」といっていい。

 事件は船長釈放から1年が過ぎ風化しつつあるが、「政治判断ではない」という政府の見解が虚偽であるならば、放置はできない。歴史に「ウソ」が「ウソ」のまま残るからだ。

 今からでも遅くはない。国会は菅、仙谷両氏ら当時の関係者を招致するなどして、真相解明に早急に取り組むべきだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110926/plc11092611300010-n1.htm


 

この件は、誰しもが官邸の圧力すなわち政治の司法介入があったと思っている。

ここにきて当時の内閣官房参与がそう言っているだから、いわば内部告発だ。

嘘は暴かれるもの。 菅、仙谷等関係者を国会招致し何が真実であったのかハッキリさせるべきだ。

菅政権では、この件以外にも情報隠蔽など不誠実なことが多々行われたが、嘘の説明や責任転嫁で有耶無耶にされている。 特に福島原発事故の初期対応や情報隠蔽は真相を解明し糾弾されるべきだ。

国会は忙しくなりそうだ! 国民が納得するまでとことんやれ! ヽ(´ー`)ノ
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