極東アジアの政治・経済・外交・安全保障および歴史に関するブログです。
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中国が韓国に賠償要求 黄海衝突事件
中国外務省の姜瑜報道官は21日の定例記者会見で、黄海で起きた中国漁船と韓国海洋警察庁警備艇の衝突事件について、死亡した船員と転覆した船体に対する損害賠償を韓国側に要求したことを明らかにした。
韓国の排他的経済水域(EEZ)内で起きた事件にもかかわらず、姜報道官は「事件は中韓の漁業暫定措置水域で起きたもので、両国の漁業協定ではいずれの国の漁船も水域内で操業できる」と主張。違法操業との批判を否定した。
その上で、「すでに韓国側と厳正な交渉を行っている」と述べ、韓国の法律によって事件を処理することを拒否した。責任は韓国側にあるとの強硬姿勢を崩さず、事件を起こした者を厳罰に処するよう求めた。
韓国メディアによると、韓国側は20日から5日間、警備艇18隻を投入、違法操業の中国漁船の集中取り締まりを始めている。
姜報道官は「両国は自国の漁船を管理する。相手国の漁船に対して法的措置をとる権利はない」と強調。拘束されている船員3人の早期釈放を迫るなど、尖閣諸島周辺海域で起きた漁船衝突事件と同様、「弱腰」との批判を避けるため強硬姿勢を貫く構えだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/
101221/chn1012211857002-n1.htm
「中国は無礼だ」 中国漁船沈没で韓国世論沸騰
黄海の韓国側排他的経済水域(EEZ)で18日、違法操業中の中国漁船が韓国の警備船に体当たりし、転覆した事件をめぐり、「韓国に賠償を求める」とする中国側に、韓国世論は強く反発している。
韓国政府としては外交問題に発展するのを避けたいのが本音だが、中国側の「無謀な主張」(韓国外交筋)に安易に妥協すれば政権批判につながる可能性もあり、世論との板ばさみになっている。
韓国の有力紙、中央日報は22日付の1面で「無礼な中国、『漁船沈没は韓国の責任』」との記事を掲載、中国を激しく批判した。
韓国世論が中国に反発を強めているのは、度重なる警告や取り締まりにもかかわらず、違法操業で拿捕される中国漁船が後を絶たないという事情がある。
韓国の海洋警察によると、2006年から09年までの4年間に韓国のEEZ内で拿捕された中国漁船は1746隻。501隻だった06年以降、韓国側が取り締まりを強化し、09年には358隻に減少したが、取り締まりを逃れるために武装して徹底抗戦する中国漁船が出現。08年9月には取り締まり中の海洋警察官が死亡する事件も起きている。
中国は今回の沈没について、「(韓国側が漁船を)追いかけたことで、転覆した」と主張。責任を押しつけられた格好の韓国では世論の硬化に拍車が掛かった。
一方、韓国政府には、「尖閣諸島沖の日本との事件同様、中国政府が“強い外交”を求める中国国内の世論に押されれば、後戻りできなくなる」との懸念もある。韓国側は、中国に合同調査の用意があるとの姿勢を示し、問題の解決を図っていく方針。当面は事件当時の様子を収めた動画の公開を控えるなど、中国側の出方を見守る構えだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/
101222/chn1012222200003-n1.htm
尖閣問題の後なので、ここは韓国に意地を見せて貰いたいところですが、日本より情けない状況になりそう...
北朝鮮とややこしい時に中国とは揉めたくないですもんなぁ。 隣に暴力的な巨体の成金が住んでいたら苦労しますなぁ (´Д`)ハァ…
ところで、中国は黄海・東シナ海及び南シナ海に排他的経済水域を持つが、その全てで境界が確定していないそうです。
中国が排他的経済水域の境界を確定しようとしないのは経済水域を極大化する戦略があるためと思われる
弱い間は大人しくしておき、経済発展を遂げ強大になった今が行動を起こすときのようです。
黄砂は飛んでくる! 大気汚染は流れてくる! 環境をまるで無視し人権も無視し、一握りの人がその他大勢の犠牲の上に経済発展を遂げる。 その様な発展は持続不可能!
北朝鮮もそうですが、その宗主国の中国もそろそろ内壊の兆しが端々に見えてきています。 日本はビッグバンに飲み込まれないように準備、再建が急務かと思います。
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