極東アジアの政治・経済・外交・安全保障および歴史に関するブログです。
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自民党の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)対策委員会は13日夜、党本部で総会を開き、政府の交渉参加を容認する決議を行った。決議は、参加に当たって農林水産分野の「重要5品目」や国民皆保険制度などの聖域確保を最優先するよう求め、「確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとする」として党内の慎重派に配慮した。ただ、それ以上に政府の交渉を縛る表現は避けており、TPP交渉参加へ向けた党内の環境整備を終えた形だ。
決議は、TPP交渉参加への賛否両論を併記したうえで、安倍晋三首相に「国家百年の計に基づく大きな決断」を求める内容。当初の文案は「脱退も辞さない覚悟で交渉に当たるべきだ」となっていたが、慎重派から表現を強めるよう求める意見が出て修正、了承された。これを受け首相は15日に首相官邸で記者会見し、交渉参加を正式に表明する。
決議には、対策委に設置した5分野の作業部会の意見を集約し、首相の交渉参加表明に「お墨付き」を与える意味がある。重要5品目については、コメ▽麦▽牛肉・豚肉▽乳製品▽サトウキビなど甘味資源作物−−を明記した作業部会の文書を「別紙」として添付。ほかの交渉参加国への刺激を懸念する政府の意向を踏まえ、決議での明示は見送った。
当初は提言として政府に出す方針だったが「党の意見を世間に示す」(西川公也委員長)ための決議にトーンを下げた。石破茂幹事長は総会で「議論は徹底し、決めたことには従う政党でありたい」と結束を呼びかけた。
決議の前半には、関係団体からの意見聴取や党内議論の結果として、TPPに対する「不安の声」を列挙。「聖域の確保が達成できなければわが国の食糧安全保障が確保できなくなるとの声が大きい」とし、交渉入りに反対する全国農業協同組合中央会(JA全中)への配慮を示した。
一方で「参加しなければ、アジア太平洋地域の成長を取り込むことができないとの懸念の声も大きい」と参加を求める意見も明記。先の衆院選で「聖域なき関税撤廃を前提にする限り参加に反対」と公約したことを踏まえ、政府・与党一体で交渉に臨むことや十分な情報提供を求めた。
総会後、JA全中出身の山田俊男参院議員は記者団に「相当な歯止めの措置を盛り込めた」と強調。政府高官は13日夜、「党の意向は踏まえるが、交渉の手足を縛るものではない」と語った。
http://mainichi.jp/select/news/20130314k0000m010084000c.html
どうせ乗り遅れたバス(TPP協定素案 7月まで閲覧できず)ですし、元々胡散臭いところが多々あるTPPなので、日本は条件付き交渉参加表明をすればいいのではないでしょうか?
それが理由で交渉参加を断られれば、それはそれでよし! ヽ(´ー`)ノ
そもそも、日本の参加なしでTPPは成立するのでしょうか。 カモが参加しないTPPは成功ではないですよね。 ヽ(´ー`)ノ
交渉参加国、特に米国は日本をカモとしか思っていないでしょう。 それが証拠に・・・
日本の「聖域」主張に各国が懸念 合意厳守要求へ
こんな事を素直に聞き入れていたら、それこそカモネギ日本になってしまいます! ヽ(´ー`)ノ
日本は国益を守り抜け! ただそれだけです!