極東アジアの政治・経済・外交・安全保障および歴史に関するブログです。
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ロシアのプーチン大統領は9日、当地で閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の総括記者会見で対日関係に触れ、「過去からつきまとう、あらゆる問題を解決したい」と述べ、北方領土問題の解決に意欲をのぞかせた。
大統領はまた、8日の日露首脳会談で合意した、12月をメドとする首相の訪露について「静かな環境で問題を詳細に協議することが可能だ」と述べた。ただ、ロシアは歯舞、色丹の2島引き渡しで最終的に決着させる方針を変えていない。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120910-OYT1T00250.htm
北方領土問題は「香港返還」形式に倣えば、今の状況下に於いてほぼ円満解決に近いかたちを導き出すことができるのではないだろうか?
例えば、国後・択捉は終戦100周年を迎える33年後の2045年に日本へ完全返還とする。 その代わりに日本はロシア極東開発のパートナーとして直ちに企業投資・生産拠点の移転などを積極的に行う。
勿論、日露講和条約は上記の条件で速やかに締結する!
講和条約締結時の各国リーダーは歴史に名が残るし、領土返還は33年後のことなので差し迫った問題は当面先送りできる余裕がある。 双方の国民感情もコントロール可能かと。
日露の協力関係が構築できれば、共通の脅威である中国を牽制できる!
日本にとって終戦間際の日ソ不可侵条約破棄による裏切りや非人道的な行為は許し難いものがあるが、今のロシアは特に反日教育もしていないようだし、逆に日本文化は好まれており、日本人に対する好感度も高いようである。
今、日本が中露韓の中からパートナーを選ばなければならないとしたら、ロシア以外に選択肢はないように思える。
歴史的にも、ロシアの南下政策の脅威がなければ、半島併合も満州進出も不要だったかも知れない。
日露の協力関係強化は、アジア諸国特に南シナ海諸国に歓迎されることは間違いないだろう。
総選挙後の新政権に於いて、日本の国益を考え日露関係を劇的に改善できるリーダーが選ばれることを強く希望する。 それができる人と言えば、安倍さん以外に思い浮かびませ~ん! ヽ(´ー`)ノ